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日本能率協会より「2024年(第12回)GOOD FACTORY賞®」を受賞

2023-12-21

当社三重事業所は、このたび、一般社団法人日本能率協会より、「2024年(第12回)GOOD FACTORY賞®」を受賞しました。
日本能率協会では、毎年、国内外を問わず各地域で工場の生産性向上、品質向上をはじめ様々な体質革新活動へ取り組んでいる事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く従業員の意識改革、社会的貢献などの内容を幅広く取り上げ、その成果を日本製造業の範として顕彰しています。「GOOD FACTORY賞®」は、この表彰制度の総称で4つの賞で構成されており、今回、当社三重事業所は、総合的に"工場運営"のレベルが高く、全体にバランスのとれた"工場運営"の良さを評価する「ファクトリーマネジメント賞」に選出されました。

受賞概要

[受賞テーマ]

「TIPSmile!」 笑顔で楽しく、安全・品質・生産性の向上をめざした魅せる事業所作り

[受賞理由]

東芝産業機器システム(株)三重事業所は、1938年の操業開始以来、産業用・車載用モータ、変圧器、モータコントロールセンタ、汎用インバータ等の機器の設計、製造を行ってきた。その中で発生した主力機器の品質不良、現場作業における災害の多発を契機に、より安全で、高い品質の製品を生産性高く製造する事業所を目指し、事業所全体での業務変革を推進してきた。また、そのための活動を推進する仕組みとして5S活動、SGA活動(注1)およびCFT活動の3重構造の体制を構築し、人材育成も含め全員参加で活動する仕組み、それこそが当事業所の特徴である。
さらに、CFT活動(注2)のチーム構成は、ライン部門(現業部門)である製造メンバーや製造技術者と、スタッフ部門のシステム、自動化、IE(注3)、現場改善ができるプロフェッショナルの双方が必ずプロジェクトメンバーとして参画するなど、密な定例会議を通じてチームを運営していくといった体制も、活動実施の信頼度や効率アップに大きく寄与している。
このようなマネジメントの方法をさまざまな活動に適用した結果として災害件数や品質問題が大幅に減少するなど、大きな効果を上げている。
事業所での改善推進に縦横の組織や担当者からマネジメント層まで参画し、まさに従業員全体に浸透した一体感のある活動である。

(具体的な評価ポイント)

  1. 全員参加でかつ人を育てる3重構造の改善活動体系(5S活動、SGA活動、CFT活動)による、トップダウンとボトムアップの融合
  2. スタッフ部門と事業部門の連合型CFT活動
  3. IoT、ロボット化、ダイバーシティなども含めた幅広い職場改善活動
  4. 単なる整理整頓だけではない、本物の5S活動
  5. 3重構造の活動体制を支える、人財育成、安全衛生活動、人財確保活動

これらの内容はどれも優良な活動で、他社の見本となるものであり、GOOD FACTORY賞(ファクトリーマネジメント賞)の受賞に十分値するものと評価された。

(注)「TIPSmile!」:英語社名の略称(TIPS)とSmile(笑顔)を組み合わせた全社活動の愛称
(注1)SGA:Small Group Activity(小集団活動)
(注2)CFT:Cross Functional Teamによる改善活動
(注3)IE:Industrial Engineering

[事業所概要]

  • 主要事業: 産業用モータ、変圧器、モータコントロ-ルセンタ、
    汎用インバ-タ及び車載モ-タ、及びこれらの部品等の開発/設計/製造
  • 設立年月日: 1938年3月28日(設立当初は、芝浦製作所 三重工場)
  • 従業員数:931名 (2023年3月末時点)
  • 所在地: 〒510-8101 三重県三重郡朝日町縄生2121
  • 代表者: 東芝産業機器システム株式会社 常務取締役 生産統括責任者
         三重事業所 ゼネラルマネジャー 伊藤 渉

写真 東芝産業機器システム株式会社

東芝産業機器システム株式会社
 常務取締役 生産統括責任者 三重事業所ゼネラルマネジャー 伊藤 渉 コメント

「このGOOD FACTORY賞®の審査及び受賞を通じて、全員参加で、かつ人を育てる現場改善活動の意義、トップダウンとボトムアップの融合の重要性を再認識いたしました。
当社はこれからも、世の中に不可欠な価値の安定供給を通して、多様な社会インフラを支え、カーボンニュートラルとインフラレジリエンスを推進してまいります。」

写真 東芝産業機器システム株式会社


GOOD FACTORY賞®について
日本能率協会「GOOD FACTORY賞®」ホームページ

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