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第19回 電気技術顕彰「でんきの礎」受賞について
2026-04-08
このたび、一般社団法人 電気学会が顕彰する第19回 電気技術顕彰「でんきの礎(いしずえ)」において、
「広範囲な可変速・高出力の永久磁石リラクタンスモータ技術」が選定され、
2026年3月12日(木)、電気学会全国大会(東北学院大学)にて授与式が執り行われました。
本技術は、EV・HEVの駆動用モータや発電機として幅広く活用されており、当社が車載搭載用モータ・発電機の量産設計および製造技術の開発を通じて実用化し、日本および北米の多数のハイブリッド車に搭載されています。
今回、東芝ならびに東芝産業機器システム株式会社が受賞し、当社としては初の受賞となりました。本受賞を大きな励みとし、今後も社会に役立つ技術の創出と価値提供に挑戦し続け、次の時代へとつながる成果の創出に取り組んでまいります。
広範囲な可変速・高出力の永久磁石リラクタンスモータ技術
永久磁石リラクタンスモータは、従来、高出力と広い可変速運転の両立が難しいとされてきました。高出力モータでは高速域で効率が低下し、可変速範囲を広げると出力や効率が制約されるという課題がありました。
本技術では、鉄心構造および制御技術を工夫することで、少量のレアアース永久磁石を用いながら、高出力・高効率・広範囲な可変速運転を同時に実現しました。リラクタンストルクを有効に活用することで、可変速比4~5という従来を大きく上回る性能を達成し、90%を超える高効率運転を広い運転領域で可能とした点が大きな特長です。

「でんきの礎」とは
一般社団法人電気学会が主催し、「社会生活に大きく貢献した電気技術」の功績をたたえるとともに、その価値を広く世の中に周知し、多くの人々に電気技術の素晴らしさや面白さを知ってもらい、今後の電気技術の発展に寄与することを目的とした顕彰制度です。
技術史的価値、社会的価値、学術的・教育的価値のいずれかを有し、約25年以上経過した電気技術の業績を対象としており、カテゴリーとして「モノ」「場所」「こと」「人」の4つを設定しています。
本制度は、平成20年の電気学会創立120周年記念事業の一環として制度化されたもので、「でんきの礎」は今回の第19回で、総計104件の顕彰となります。



