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無停電電源装置(UPS)に関するQ&A

2011-04-26

東日本大震災後に多く寄せられるお問合せ内容

無停電電源装置(UPS)に関するQ&A
  質問 回答
1 停電発生後、電源が復旧したがUPSから出力しないが、なぜか? 停電の期間中、バッテリを使用し運転を続けた為に、バッテリが過放電となっている可能性があります。また、場合によっては、電源復旧時の起動電流等で内部が損傷している可能性がありますので、修理を含めたUPSの調査が必要です。
なお、シャットダウンソフトをご使用の場合は、復電時処理設定をご確認下さい。
2 計画停電等の停電に対する、事前のUPS停止方法と電源復旧時のUPS立ち上げ方法は? <停電前>
  1. UPSに接続している負荷装置を停止します。(ブレーカもOFF)
  2. UPS本体を「停止」し、UPS内のバイパス給電に切り換えます。
  3. UPSへの給電を停止します。
    UPS背面ブレーカのOFF、電源ケーブルを外す、一次側ブレーカOFF等
<電源復旧後>
  1. UPSへの給電を行います。
    UPS背面ブレーカをON、電源ケーブル接続、一次側ブレーカON
  2. UPSに接続している負荷装置を立ち上げます。(ブレーカON等)
  3. UPSが「運転」となっていない場合は、「運転」へ切り換えます。)
※上記を行わないと、UPSがバッテリ運転となり、バッテリが過放電となったり、内部損傷の可能性もあります。
(運転、停止方法等は、機種により異なりますので、取扱説明書をご参照下さい。)
3 アラーム音が止まらないが原因は何か? 表示されている内容を取扱説明書にてご確認の上、内容により購入元へ調査・修理のご依頼をお願いいたします。(有償)
アラーム音自体は、取扱説明書記載の操作方法で停止できます。
4 発電機からの給電で正常に動作するのか? 基本的に、発電機からの給電でも動作はいたします。
ただし、電圧や周波数、波形が不安定な場合は、頻繁に故障やバックアップ検出を行い、UPS本体が損傷する可能性もあります。
5 バッテリのバックアップ時間は? 機種やご使用方法によって違いがありますが、通常、6~10分です。(標準品)
ただし、経年劣化や保守の状況により、バッテリ初期性能のバックアップ時間を保証するものではありません。
6 バッテリは何時間充電で回復(満充電)するのか? 24時間連続通電が必要です。
その間に停電があった場合は、バックアップ時間は短くなります。
その場合も回復(満充電)には復電後24時間が必要です。
7 復電したのに起動しない理由は何か? 一般的にはバッテリの劣化や充電不足、制御系の信号関係、ソフトウェアによる起動制限などが考えられます。
8 復電したら自動的に元の状態に戻るのか? 復電時の操作は機種により異なります。一般的には操作が必要ですが、受電したら自動起動するタイプもあります。
9 停電時間が長いので負荷を軽くして長時間バックアップさせたいが問題はあるか? バッテリによっては微弱な放電では次回充電が出来なくなるおそれがあります。
電源を確保する意味では微弱放電でもUPSは問題ありません。
10 入力停電しているが、バッテリのみでUPSは起動可能か? 標準ではできませんが、オプション対応済みであれば可能です。
11 停電したらUPSが出力遮断したがなぜか? 以下が考えられます。
  • UPSがバイパス運転モードとなっています
  • E1P/E2Pシリーズの場合、蓄電池寿命期を6ヶ月以上(周囲温度25℃にて)超過して運転継続した場合、UPSは故障扱いとなり自動的にバイパス運転に移行します。
12 緊急連絡先は? カタログの裏面又は、メーカHPのサービスネットワーク、または製品お問い合わせのページをご参照ください。
13 技術資料はHPに掲載されているか? メーカHPをご参照ください。

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