トリップの一次診断

診断の流れ

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トリップの一次診断 TOP

• 過電流トリップ（OC1，OC2，OC3）、過電流アラーム（C）が発生
  • 外観異常あり [詳細]
  • 外観異常なし
    • 既設機械（稼働している機械）
      • パラメータ変更なし（トラブル発生前後）
        • 設備環境変更なし（トラブル発生前後）
          • インバータ継続使用期間5年以上
            • 定期点検・メンテナンス未実施
              • 部品劣化 [詳細]
              • トラブル原因の切り分け
            • 定期点検・メンテナンス実施
          • インバータ継続使用期間5年未満
        • 設備環境変更あり（トラブル発生前後）
      • パラメータ変更実施（トラブル発生前後）
    • 新設機械（新たに機械にインバータを導入）
      • 加速中に過電流トリップ（OC1）、過電流アラーム
        • モータ定数設定不適切 （モータ定数が正しく設定されていない。） [詳細]
        • 設定等の確認
          • インバータ容量選定確認 [詳細]
          • センサレスベクトル制御に変更 [詳細]
          • 加速時間を長くする [詳細]
        • おまかせ加減速を設定している
          • 加速時間を長くする [詳細]
          • おまかせ加減速を解除 [詳細]
        • インバータの出力電圧がモータとアンマッチ
          • 基底周波数付近でトリップ（基底周波数電圧不適切） [詳細]
          • 基底周波数付近でトリップ(基底周波数不適切） [詳細]
          • 低い周波数でトルクブースト過大（E-20)トリップ [詳細]
        • モータの回転数センサ（エンコーダ（PG））を使用
          • エンコーダ（PG)フィードバック量の確認 [詳細]
          • エンコーダ（PG）の配線確認 [詳細]
        • その他の原因
      • 減速中過電流トリップ（OC2）が発生
        • 設定等の確認
          • フリーラン停止に変更 [詳細]
          • 減速時間を長くする [詳細]
        • その他の原因
      • 定速中過電流トリップ（OC3）が発生
        • 負荷の変動が大きい
          • インバータの再選定(容量不足） [詳細]
          • 負荷の変動や急変の抑制が必要 [詳細]
        • その他の原因
    • トラブル原因の切り分け
      • モータを外して、インバータだけで運転をしても過電流トリップが発生する [詳細]
      • 電源投入だけで過電流トリップが発生 [詳細]
      • モータを外して、インバータだけで運転すると正常に運転する。
        • 接続されている機械やモータの調査 [詳細]
        • その他の原因
    • その他の原因
      • インバータ出力側に電磁接触器あり [詳細]
      • フリーラン中のモータを再運転 [詳細]
      • モータのブレーキがかかったまま運転 [詳細]
      • 瞬間的な停電が発生し再運転 [詳細]
      • 電磁接触器などの開閉がある他の動力配線が近い
        • 電磁接触器のサージキラー設置 [詳細]
        • 動力配線状況の確認と変更 [詳細]
      • 外来サージ（ノイズ）がある
        • サージ発生機器（ノイズ）が近い [詳細]
        • 力リアクトル（ACL）の設置 [詳細]
        • インバータのシールド化 [詳細]
        • 来サージ（ノイズ）対策 [詳細]
• 過負荷トリップ（OL1，OL2）、過負荷アラームが発生
  • 既設機械（稼働している機械）
    • パラメータ変更なし（トラブル発生前後）
      • 設備環境変更なし（トラブル発生前後）
        • インバータ継続使用期間5年以上
          • 定期点検・メンテナンス未実施
            • 部品劣化 [詳細]
            • トラブル原因の切り分け
          • 定期点検・メンテナンス実施
        • インバータ継続使用期間5年未満
      • 設備環境変更あり（トラブル発生前後）
    • パラメータ変更実施（トラブル発生前後）
  • ■新設機械（新たに機械にインバータを導入）
    • インバータ過負荷トリップ（OL1）が発生
      • 加速中に過電流アラームが発生
      • 一定速の運転中に過負荷アラームが発生
        • インバータに対する負荷が大きい [詳細]
        • インバータの出力電圧がモータとアンマッチ [詳細]
        • 要因切り分け
    • モータ過負荷トリップ（OL2）が発生
      • 30Hz以下の低速運転中に発生
        • インバータ専用モータ(VFモータ等）を使用 [詳細]
        • 標準モータを使用
          • ベクトル制御設定をする [詳細]
          • 負荷低減が必要 [詳細]
      • 30Hz以上の運転中に発生
        • パラメータの電子サーマル設定値を変更している
          • 負荷が大きい [詳細]
          • 要因切り分け
        • パラメータの過負荷耐量時間を変更している
          • 負荷が大きい [詳細]
          • 要因切り分け
  • 要因切り分け
    • インバータの二次側で出力電流値を測定
      • インバータ定格電流値以上
        • 測定器の確認 [詳細]
        • 負荷が大きい [詳細]
      • インバータ定格電流値未満
        • インバータの電流モニタが110%以上 [詳細]
        • その他の原因
    • インバータの一次側で入力電圧を測定
      • インバータの入力電圧がモータの定格電圧より低い [詳細]
      • その他の原因
  • その他の原因
    • 運転・停止の繰り返し運転 [詳細]
    • キャリア周波数が高い [詳細]
    • その他
• 過電圧トリップ（OP1，OP2，OP3）が発生
  • ■既設機械（稼働している機械）
    • パラメータ変更なし（トラブル発生前後）
      • 設備環境変更なし（トラブル発生前後）
        • インバータ継続使用期間5年以上
          • 定期点検・メンテナンス未実施
            • 部品劣化 [詳細]
            • トラブル原因の切り分け
          • 定期点検・メンテナンス実施
        • インバータ継続使用期間5年未満
      • 設備環境変更あり（トラブル発生前後）
    • パラメータ変更実施（トラブル発生前後）
  • ■新設機械（新たに機械にインバータを導入）
    • 加速中過電圧トリップ（OP1）発生
      • 瞬間的な停電が発生し再運転 [詳細]
      • トラブル原因の切り分け
    • 減速中過電圧トリップ（OP2）発生
      • 制動抵抗器を使用していない
        • 減速時間が短い [詳細]
        • おまかせ加減速を設定している [詳細]
        • 要因切り分け
      • 制動抵抗器を使用
        • パラメータが設定されていない [詳細]
        • 制動抵抗器の抵抗値が大きい [詳細]
        • トラブル原因の切り分け
    • 定速中過電圧トリップ（OP3）が発生
      • 停止中に定速中過電圧トリップ（OP3）が発生
      • 一定速で運転中に定速中過電圧（OP3）が発生
        • 外力でモータが回され続ける連続回生用途（バックドライブや昇降用途の降下時など）
          • 制動抵抗器を使用していない [詳細]
          • 制動抵抗器を使用している
            • 制動抵抗器の抵抗値の見直し [詳細]
            • 運転している周波数を上げる [詳細]
            • 連続回生状態の回避 [詳細]
            • パラメータ設定が必要です [詳細]
        • トラブル原因の切り分け
  • トラブル原因の切り分け
    • モータが停止した状態で、インバータの状態モニタモードから入力電圧を確認
      • 確認した入力電圧モニタが高い（120％以上）
      • 確認した入力電圧モニタが正常（100％前後）
    • インバータの入力電圧を確認
      • 入力電圧がインバータの定格電圧の範囲外 [詳細]
      • 入力電圧がインバータの定格電圧の範囲内
  • その他の原因
    • サイリスタ制御装置がインバータと同じ電源系統にある [詳細]
    • 進相コンデンサ（力率改善コンデンサ）の開閉を行っている [詳細]
    • 電源容量が500kVA以上かつ、インバータ容量の10倍以上 [詳細]
    • 制動抵抗器を使用
      • インバータ内部回路（発電制動駆動回路）が異常 [詳細]
      • 制動抵抗器が断線 [詳細]
      • 制動抵抗器の配線確認 [詳細]
• その他のトリップやアラーム
  • トルクブースト過大トリップ（E-20）発生 [詳細]
  • 本体CPU通信異常トリップ（E-19）が発生する [詳細]
  • パネルキー異常（A-17）が表示される [詳細]
  • 出力欠相トリップ（EPHO）が発生 [詳細]
  • 始動時負荷側過電流トリップ（OCL）が発生
    • 高速モータを使用している [詳細]
    • モータ配線を外して運転しても始動時負荷側過電流トリップ（OCL）が発生 [詳細]
    • モータ配線を外して運転をすると、トリップしない [詳細]
  • 始動時アーム過電流トリップ（OCA）が発生
    • 外観異常なし [詳細]
    • 外観異常あり [詳細]
  • 入力欠相トリップ（EPHI）が発生
    • 経年変化によるトラブル [詳細]
    • 電源容量が500kVA以上かつ、インバータ容量の10倍以上 [詳細]
    • インバータの入力電源が単相入力になっている [詳細]
  • 制動抵抗器過負荷トリップ（OLR）が発生
    • 高頻度回生用制動抵抗器もしくは、標準以外の抵抗器を使用 [詳細]
    • オプション品の制動抵抗器（標準タイプ）を使用 [詳細]
  • 過熱保護トリップ（OH）が発生
    • リセット・再起動後に過熱保護トリップ（OH）が発生 [詳細]
    • リセット・再起動後の運転時に冷却ファン不動作 [詳細]
    • リセット・再起動後の運転時に冷却ファン動作
      • 温度以外正常な使用条件でインバータ周囲温度が使用条件より高い [詳細]
      • 正常使用条件でインバータ周囲温度が仕様範囲内
        • 冷却フィンや冷却ファンにホコリや汚れが付着なし [詳細]
        • 冷却フィンや冷却ファンにホコリや汚れが付着 [詳細]
  • 非常停止トリップ（E）が発生
    • 入力端子に「非常停止機能」を設定していない [詳細]
    • 入力端子に「非常停止機能」を設定している [詳細]
  • 地絡トリップ（EF1，EF2）が発生
    • モータを外して、インバータだけで運転しても地絡トリップ（EF1,EF2）する [詳細]
    • モータを外して、インバータだけで運転すると正常に運転する [詳細]
  • OFF表示で運転しない
    • 「運転準備（ST）」を使用しない [詳細]
    • 「運転準備（ST）」が設定された端子をOFFしている [詳細]
    • 「運転準備（ST）」が設定された端子をONしている
      • 状態モニタモードで「入力端子情報」を確認、「運転準備（ST）」が設定された端子はOFF [詳細]
      • 状態モニタモードで「入力端子情報」を確認、「運転準備（ST）」が設定された端子はON
        • 「運転準備（ST）」が設定された端子のパラメータを確認 [詳細]
        • インバータのシンク・ソース切換設定と状態モニタモードの「入力端子情報」を確認
          • スイッチや設定が想定したロジック（シンク/ソース）になっている。 [詳細]
          • スイッチや設定が想定したロジック（シンク/ソース）になっていない [詳細]
  • 主回路不足電圧アラーム（MOFF）発生
    • インバータの電源電圧仕様より入力電圧が低い [詳細]
    • インバータの入力電圧は正常
      • インバータのチャージランプが点灯 [詳細]
      • インバータのチャージランプが消灯
        • インバータの主回路端子「PA端子」と「PO端子」に短絡バーあるいは直流リアクトルが接続されていない [詳細]
        • インバータの主回路端子台にある「PA端子」と「PO端子」に直流リアクトルが接続されている [詳細]
        • インバータの主回路端子「PA端子」と「PO端子」に短絡バーが接続 [詳細]
• 電源を入れても本体パネルの画面表示が出ない
  • 外観異常あり [詳細]
  • インバータのチャージランプが消灯
    • インバータ入力側の電源や配線に問題はない [詳細]
    • インバータの主回路端子「PA端子」と「PO端子」に短絡バーあるいは直流リアクトルの接続確認 [詳細]
    • インバータ入力側の電源電圧（R・S・T相の線間電圧）を確認 [詳細]
    • インバータ入力側の配線（R・S・T）を確認 [詳細]
  • インバータのチャージランプが点灯
    • 入力電源電圧、配線、制御電源、P24電圧等インバータに問題なし [詳細]
    • インバータの制御回路端子台にある「P24端子」と「CC（コモン）端子」の電圧を測定 [詳細]
• 運転指令や周波数指令を入れても運転しない
  • 本体パネルの画面表示が出ない
  • 本体パネルの画面表示が「0.0」
    • 周波数指令と周波数設定モード（FMOD）を確認
      • 周波数設定モード（FMOD）が正しくない [詳細]
      • 周波数設定モード（FMOD）が正しい
        • インバータの状態モニタの周波数指令を確認
          • 周波数指令は正しい→運転指令の確認
          • 周波数指令が正しくない→周波数指令の確認
    • 周波数指令と周波数指令モニタの確認
      • 周波数指令モニタが正しくない（想定した値になっていない）
        • 周波数設定がアナログ入力 [詳細]
        • 周波数設定は操作パネル [詳細]
      • 周波数指令は正しい→運転指令の確認
    • 運転指令とコマンドモード選択（CMOD）の確認
      • コマンドモード選択（CMOD）の設定と運転指令が不一致
      • コマンドモード選択（CMOD）は正しい
        • コマンドモード選択（CMOD）の設定が端子台以外
          • コマンドモード選択（CMOD）の設定がパネル [詳細]
          • コマンドモード選択（CMOD）の設定がパネル以外
        • コマンドモード選択（CMOD）の設定が端子台
          • アナログ入力端子を入力端子に使用 [詳細]
          • 状態モニタ（入力端子情報）で確認 [詳細]
          • シンク・ソースロジックの確認 [詳細]
  • 本体パネルの画面表示が「OFF」
    • 入力端子ロジック（シンク/ソース）の確認 [詳細]
    • 運転準備信号（ST）を入力端子に使用する
      • 運転準備信号（ST）の配線、信号確認 [詳細]
    • 運転準備信号（ST）を入力端子に使用していない
      • 入力端子にST端子がない [詳細]
      • 入力端子にST端子がある [詳細]
  • 本体パネルの画面表示が「MOFF」
    • 入力電源電圧が定格電圧の70％以下 [詳細]
    • 入力電源電圧は正常 [詳細]
• インバータを導入して発生したトラブル
  • インバータ出力側のCT、電流計が焼損 [詳細]
  • インバータの出力側に過負荷継電器があり、トリップ [詳細]
  • 電源側に設置されている電磁接触器（MC）のサージキラーが発熱や破損している [詳細]
  • インバータの電源の発電機が発熱・破損している [詳細]
  • 進相コンデンサ（力率改善コンデンサ）が発熱・破損している [詳細]
  • ラジオにノイズがのる・センサーが誤動作する
    • キャリア周波数を下げても効果がない [詳細]
    • キャリア周波数を下げると効果がある [詳細]
  • モータが焼損した
    • 三相400V入力機種の場合 [詳細]
    • 単相/三相200V入力機種の場合 [詳細]
  • アナログ入力（0-10V/4-20mAなど）が正しく入力できていない
  • ノーヒューズ遮断器（MCCB）または漏電遮断器（ELCB）がトリップ
    • 運転を開始した後に漏電ブレーカー（ELCB）がトリップ [詳細]
    • インバータに電源を投入するとすぐにノーヒューズ遮断器（MCCB）または漏電遮断器（ELCB）がトリップ [詳細]