よくあるご質問(インバータFAQ)
ノイズ対策について
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対象機種:共通
インバータを設置したことにより、ラジオやセンサーなどにノイズの影響が出る場合、試験的にインバータのPWMキャリア周波数の設定値を下げ、次の確認を行ってください。
■ノイズの影響が軽減する場合
・インバータ出力側に零相リアクトルを設置してください。
■ノイズの影響が軽減しない場合
・インバータ電源側にノイズフィルタを設置してください。
PWMキャリア周波数を下げることにより、モータ配線からの放射ノイズが減少しますが、モータからの磁気騒音が増大します。騒音値が許容できない場合、PWMキャリア周波数設定値をもとに戻し、モータ配線側に零相リアクトルを設置してください。
PWMキャリア周波数を下げてもノイズの影響が軽減しない場合、電源系統への伝導ノイズ,誘導ノイズの影響が考えられます。
この場合、インバータ電源側へのノイズフィルタ設置に加え、配線経路の確認が必要です。
・インバータの電源配線とモータ配線を物理的に離してください。
・動力線と信号線を物理的に離してください。
・動力線を金属電線管や金属製制御盤にて覆い、接地(シールド)する。
・インバータと他の機器の電源を別系統にする。
・信号線にはツイストペアケーブル(シールド付)を使用し、片側を接地する。
・インバータと他の機器とは別々に接地する。接地線はできるだけ太くし、機器の近くで短くする。
参考資料:
JEMA「インバータの上手な使い方(電気ノイズについて)」
http://www.jema-net.or.jp/