よくあるご質問(インバータFAQ)

OP1(加速中過電圧)、 OP2(減速中過電圧)、 OP3(定速中過電圧)トリップ

対象機種:VF-AS1

インバータは、インバータ内部の直流電圧レベルを検出する機能を持っています。
この電圧レベルが、高くなりすぎたときに、過電圧トリップが発生し、瞬時にモータ出力をしゃ断します。

■減速中にトリップする場合
・減速時間設定を延ばしてください。
・制動抵抗器(オプション)を取付け、必要なパラメータを設定してください。

■一定速運転中にトリップする場合
・モータが外力により回されています。(連続した回生エネルギーによるトリップ)
 →制動抵抗器(オプション)を取付け、必要なパラメータを設定してください。

■その他電源系統からのサージ電圧の影響
・インバータ電源側からサージ電圧が侵入しています。
 →入力リアクトル(オプション)を取り付けてください。

以下は、トリップ(OP1, OP2, OP3)別に想定される原因と対策です。

■加速中過電圧(OP1)の場合:
・入力電圧が異常変動
電源容量が500kVA以上
力率改善用コンデンサの開閉があった
サイリスタ使用の装置が同一電源ラインに接続されている(外来サージによる影響)
 →入力リアクトル(オプション)を挿入してください
・瞬停発生時、回転中のモータに対して始動をかけた
 →瞬停再始動,瞬停ノンストップ制御を使用してください

■減速中過電圧(OP2)の場合:
・減速時間が短い(回生エネルギーが大きすぎる)
 →減速時間を長くしてください,発電制動抵抗器(オプション)を取り付けてください
・発電制動動作用パラメータが不適当です
 →各パラメータを設定してください
・過電圧制限動作がOFF
 →過電圧制限動作を設定してください
・入力電圧が異常変動しました

■定速運転中過電圧(OP3)の場合:
・入力電圧が異常変動
力率改善用コンデンサの開閉があった
サイリスタ使用の装置が同一電源ラインに接続されている(外来サージによる影響)
・モータが負荷側の力で、インバータ出力周波数以上に回され、回生状態となった
 →制動抵抗器(オプション)を取り付けてください

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