よくあるご質問(インバータFAQ)
インバータの入力電流と出力電流の関係
- 共通
- VF-AS3J
- VF-AS3
- VF-AS1
- VF-PS1
- VF-S15
- VF-S11
- VF-FS1
- VF-nC3
- VF-nC1
対象機種:共通
インバータは、出力電圧・出力周波数を制御しています。
このため、インバータの出力電流は、負荷機械の特性に依存します。
例:VFAS1-2037PLの標準出荷設定の場合
60H運転で、200Vが出力されます。
30Hz運転では、出力電圧は約100Vです。
■出力電流について
□コンベアなどの定トルク負荷機械の場合
インバータ出力電流は、運転周波数にかかわらず、ほぼ一定です。また、負荷量(負荷トルク)に応じて、出力電流が増減します。
□ファン・ポンプなどの二乗低減負荷トルク機械の場合
インバータ出力電流は、運転周波数を下げることで、大幅に下がります。
■入力電流について
□運転周波数が、基底周波数と同じ場合
インバータ入力電流は、一般的にインバータ内部消費電流+変換ロス分の電流が加わります。
□運転周波数が、基底周波数よりも低い時
インバータの出力電圧が下がることで出力電力が下がり、インバータの入力電流が減少します。この場合、モータの負荷状態は判別できません。
インバータの入力電流(II)と出力電流(IO)は、入力電圧(VI),出力電圧(VO)およびインバータ効率(γ),力率(cosθI、cosθO)に依存しています。
PO=γPI
入力電力:PI=√3*VI*II*cosθI
出力電力:PO=√3*VO*IO*cosθO
γ:インバータ効率
入力電流:II=VO*cosθO/(γ*VI*COSθI)*IO
cosθO:0.8(全負荷)~0.2(無負荷):モータ力率
cosθI:0.8(リアクトルなし)~0.95(リアクトルあり):入力力率