よくあるご質問(インバータFAQ)
オートチューニングの方法
対象機種:VF-PS1
取扱説明書 (E6581385): F-35~38
自動トルクブースト制御,ベクトル制御を使用する場合は、接続されたモータの特性を自動計測する「オートチューニング」が必要です。
■オートチューニングの実施手順
1. 以下のパラメータを設定します。
基底周波数(vL)・・・モータの定格周波数
基底周波数電圧(vLv)・・・モータの定格電圧
モータ定格容量(F405)
モータ定格電流(F406)
モータ定格回転数(F407)
2. オートチューニング1(F400)で、’4(モータ定数の自動計算)’を実行します。
3. オートチューニング1(F400)を、’2(オートチューニング後、そのまま運転する)’を設定し、運転してください。
注:
1. オートチューニングは、モータを接続し、完全に停止した状態で行ってください。
2. チューニング中のモータは、ほとんど回転しませんが、電圧を印加していますので、感電・負荷機械側に注意してください。
3. オートチューニングは、数秒(特大容量は3分以内)で完了します。
オートチューニング中は、ATNの表示が出ます。
ETN1トリップせずに、モータが回りだしたら、オートチューニング終了です。
異常がある場合には、オートチューニングエラー(ETN)が発生し、モータ定数はセットされません。
4. 高速モータや高すべりモータなどの特殊モータはオートチューニングできません。取扱説明書に従い、マニュアルチューニングを行ってください。
5. 昇降装置には、十分な安全装置(メカニカルブレーキなど)を設けてください。チューニング中のモータトルク不足から失速落下する危険性がありますので、注意してください。
6. オートチューニングで更新されるパラメータは、F410(トルクブースト分),F411(無負荷電流),F412(漏れインダクタンス),F413(定格すべり)です。