よくあるご質問(インバータFAQ)
オートチューニングの方法
対象機種:VF-AS3
取扱説明書 (E6582375): 6-81~
自動トルクブースト制御,ベクトル制御を使用する場合は、接続されたモータの特性を自動計測する「オートチューニング」が必要です。
■オートチューニングの実施手順
1. 以下のパラメータを設定します。
[vL:基底周波数1] ・・・モータの定格周波数
[vLv:基底周波数電圧1] ・・・モータの定格電圧
[F405:モータ定格容量]
[F415:モータ定格電流]
[F417:モータ定格回転数]
2. [F400:オフラインオートチューニング]=「4: モータ定数の自動計算(実行後0)」を実行します。
3. [F400]=「2: 運転指令ONでオートチューニング(実行後0)」を設定し、運転してください。
注:
1. オートチューニングは、モータを接続し、完全に停止した状態で行ってください。
2. チューニング中のモータは、ほとんど回転しませんが、電圧を印加していますので、感電・負荷機械側に注意してください。
3. オートチューニングは、数秒から数分間で完了します。
オートチューニング中は、「ATN」の表示が出ます。
トリップせずに、モータが回りだしたら、オートチューニング終了です。
異常がある場合には、オートチューニングエラー(「ETN」、「ETN1」~「ETN3」)が発生し、モータ定数はセットされません。
4. 高速モータや高すべりモータなどの特殊モータはオートチューニングできません。取扱説明書に従い、手動でチューニングを行ってください。
5. 昇降装置には、十分な安全装置(メカニカルブレーキなど)を設けてください。チューニング中のモータトルク不足から失速落下する危険性がありますので、注意してください。
6. オートチューニングで更新されるパラメータは、[F402:自動トルクブースト]、[F412:漏れインダクタンス]、[F416:モータ無負荷電流]です。