インバータの保守点検

インバータは数多くの部品から構成されており、これらの部品が全て正常に動作しなければ本来の機能を発揮することはできません。

このため、定期的な点検により、部品や装置が不具合にいたる前兆をできるだけ早い時期に発見し、処置を行う必要があります。

保守点検のポイント

  • インバータの巡回点検
    周囲環境、電源電圧、異常音など全般の点検。主回路、制御回路、冷却系統などインバータユニットの点検。負荷状況の確認などを点検します。
  • オーバーホール点検と耐用年数に達した部品を交換します。
  • 老朽化したインバータの交換工事(リプレース)を実施します。

インバータの巡回点検の画像 インバータの巡回点検の画像 インバータの交換工事の画像

点検項目

インバータの点検項目の例です。
全般 周囲環境、電源電圧、ユニット全般
主回路 全般、接続導体、トランス・リアクトル、端子台、平滑コンデンサ、リレー・コンタクタ、抵抗器
制御回路・保護回路 動作チェック、部品チェック
冷却系統 冷却ファン
表示 表示、メータ

交換部品

インバータの部品交換の目安です。
冷却ファン 約2.5~3年(24時間運転)
主回路コンデンサ 約3.5年(24時間運転)
基盤上のコンデンサ 約3.2年(24時間運転)
ヒューズ 10年
プリント基板 約5年

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