適用
変圧器のQ&Aを区分ごとにまとめてあります。該当する区分を下記より選択してください。
変圧器のQ&Aを区分ごとにまとめてあります。該当するものを下記より選択してください。
適用
- 50Hz仕様の変圧器を60Hz地区で使用できるか。またこの逆は?
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- 1.50Hz仕様変圧器 → 60Hzで使用できます。ただし,%IZが約1.2倍となります。
- 2.60Hz仕様変圧器 → 50Hzで使用できません。(過励磁となり、無負荷損、励磁電流、騒音、温度上昇が増加するためです。)
- 並列運転の条件は?
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- 並列運転するタップにおいて変圧比(巻数比)が等しい
- 誘起電圧の向きが等しい
- 並列運転するタップにおいて短絡インピーダンスが等しい
- 短絡インピーダンスのリアクタンス分と抵抗分の比が等しい
- 単相変圧器×3台のとき短絡電流はどうやって求めたらよいのか。また、三相変圧器としての短絡インピーダンスはどうなるか?
- 単相変圧器の容量を「PkVA」で短絡インピーダンスを「%IZ」とすると、三相では容量は「3PkVA」となり、短絡インピーダンスは「%IZ」で不変となります。
従って,3PkVAのときの二次定格電流をI2とし短絡電流をIs2とすると、
- I2=3P/(√3・E2) (A)
- Is2=I2×100/%Z (A)
- E2:二次定格電圧(kV)
- 1Φ-10KVA、6.6kVA-210/105Vを二次230/115Vにして使用したい。問題ないか?(-次側でタップで調整して)
- 230V/115Vは、使用不可能となります。
(電圧が高くなると、過励磁となり、鉄損、無負荷電流が急増し、電圧波形のひずみが生じたり、温度が上昇したりします。)
- △△結線とY△結線の変圧器を組合わせると高調波の抑制になるのか?
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一般に6パルス整流回路から発生する高調波を抑制するのに、YYまたは△△の変圧器とY△または△Yの変圧器を組合わせ、右図のように12パルス整流とすると第5,7,17,19次の高調波の発生は理論的にはなくなります。